ネチネチ上司に10年耐えた話⑧

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それからは今までのような一方的に長時間責めたてることはなくなった。

しかし言い方の手を変え品を変え(パワハラ研修などはじまったのでじぶんが違反しないために)、

以前より短時間にはなったもののネチネチと嫌味を言ってきた。

こちらの仕事に非があれば謝罪したが

そうではない上司の八つ当たりや、飲み会の強制などプライベートに関わることに関しては

わたしも言い返すようになったので、メンタル的にもだいぶラクにはなった。

上司の仕事のやり方は相変わらずだったし

上司のAさんとの態度の温度差はあったが

お金がもらえればいい、生きていくためのライスワークと割り切ってじぶんの仕事は淡々とこなした。

ネチネチ上司のもとで働き始め10年がたったころ、育休をとった。

子どものお世話はたいへんだけれど楽しくて生きがいだったし、

会社から離れられたことに正直ホッとした。

保育園も決まり

育休から職場復帰が近づいてくると眠れなくなり

お腹の調子も悪くなった。

あと1ヶ月で復職が迫ってきたある日ネチネチ上司から電話がきた。

ドキドキしながら電話にでると

「いままでここで学んだ知識を活かして別の部署へ行ってほしい。」

と。

異動の連絡だった。

まったく畑違いの部署だし、

総務や人事の知識や経験が活かされるはずはないけれど、

唯一ネチネチ上司に感謝した。

ネチネチ上司お気に入りのAさんを部署に呼びいれたことで

自分の意に沿わないわたしは不要になったのだろう。

ネチネチ上司より年上のAさんを残すのではなく

本来であればわたしが残るべきではないか、

と言ってくれる人もいたがこれ以上ネチネチ上司と働きたくはなかった。

異動させたかったならもっと早く追い出してくれればよかったのに、

とおもった。

身体の不調もピタリとおさまった。

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