ネチネチ上司に10年耐えた話⑤

周りの人に

「あなたは悪くないよ」

といってもらえて、少しずつ「じぶんが悪い」とじぶんでかけていた呪いもとけはじめてきた。

上司の私や先輩へしてきたことを、先輩が社長にも訴えてくれたが

「がんばろうな！」

となにも対処はしてくれなかった。

文句も言わず休みの日も残業も喜んでやって「上司しかできない」（他の人にやらせず教えず抱えているから）仕事をやっている上司に辞められたら困るからだろう。

たまに上司の機嫌が悪い時や気に入らないときにネチネチ説教されることはまだあったけれど

周りに助けてくれる人たちがいてくれたおかげで、まともに受け取らず受け流すことはできるようになってきた。

そうして1年が過ぎた頃、他部署がなくなることに伴いそこにいたＡさんが同じ部署に異動してくることになった。

Ａさんがうちの部署にくることになったのも

プライベートでも仲の良い上司の熱い希望

だった。